「平成24年 新年ご挨拶」

「人間力を高めて自利利他の社会貢献を」

理事長 飯田 國彦

 東日本大震災からの復興を始め、日常生活のあらゆる問題の解決には、「人間力」の高まりと「自利利他」の精神が求められます。
 「人間力」は、「社会を構成し運営すると共に、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的力」と定義されています。その「構成要素」として「知的能力・対人関係能力・自己統制能力」を挙げています(内閣府)。
 これらの要素は交流分析にも通底していますが、交流分析にはそれぞれの処方箋がより具体的で効果的であるという特長があります。
 「知的能力」は基礎的能力・思い込みや囚われのない成人A(自我状態の理性的な面)の機能をいいます。
 「対人関係能力」はコミュニケーション・倫理道徳・切磋琢磨しながらお互いを高める能力をいいます。それは自分の感情に気づき、直ぐに切れたりしないで話し合える能力です。
 「自己統制能力」は上述の能力を発揮するための自律性の獲得です。
 このような交流分析を普及し、活用を拡大することが、低迷する日本の「幸福度世界ランキング」も向上する道であると思います。
 「自利利他」(自利とは利他をいう也・伝教大師(最澄))とは、人に尽くせば巡りめぐって自分に返ってくるということを言うのではありません。
 「利他の実践がそのまま自分の幸せである」と実感できる境地、即ち人間としての熟達レベルをいいます。
 ボランティア活動を始めあらゆる活動は、「自利利他」の境地で行なうことが求められます。また、そのような願いを込めて行なうことによって、そのような境地に近づいていきます。
 昨年の全国大会の分科会の発表でも、東日本大震災復興支援・看護・介護・学校教育・子育て支援・TA心理カウンセリング・TAマネジャー養成などを通じて、「自利利他」を実践され、体感された協会員が大勢居られたことは実に頼もしい限りです。
 今年も、「人間力を高めて自利利他の社会貢献を」推進していきましょう。

「心のパワースポット、交流分析」
「心の開発支援者・交流分析士」